株式会社ケーシーエス 今野様に伺いました。

全員参加が難しい社内研修、教育担当の移動に時間浪費

当社では、２つのマネジメントシステム（個人情報保護、環境）の社内研修を、 ＩＳＯ事務局主催で毎年実施しています。これまでは、集合教育で実施してきましたが、業務優先のため日程が合わず受講できない社員が目立ち、かねてからeラーニング導入の声が挙げられていました。

また、教育実施にあたっては、本社と支社間の移動や､教材の準備、採点、受講者管理､受講結果分析等に多くの時間を費やし､教育担当者の苦労が絶えませんでした。

テスト作成ソフト購入だけで成績管理もできるスコア機能

eラーニングツールをインターネットで検索していく中で、テスト作成ソフトを購入するだけで、学習結果のデータ集計までできる「スコア機能」をTHiNQ Makerが備えていることを知りました。他社製品は、成績まで管理するために、テスト作成ソフト以外にサーバーの契約や、学習管理システム（LMS）が必要なものが多く、ソフトウェア購入のみでeラーニング導入できるというのは、大きなメリットでした。

購入する前に、無料体験版で、ソフトの機能性やスコア機能が確認できたので大変安心感がありました。スコア機能では、一人ひとりの受講結果をCSVデータで社内資料に取り込むことにより、組織別進捗管理が容易に行うことができました。

余暇時間利用による学習が増え、受講率と生産性がアップ

イントラネット上の教材で学習した後、THiNQで作成されたテストを受ける体制でeラーニングを進めています。eラーニングを導入して一番変わったことは、社員が各自好きな時間に学習ができるようになったことです。受講時間を分析してみると、出勤後、余暇時間を利用し、朝早く学習を済ませる社員が予想以上に多いことがわかりました。今までは、決められた日時での社内研修のみでしたが、現在は、業務に支障のない時間に受講できるようになり、受講率向上とともに、仕事の生産性もアップしています。

社員からも受講後すぐに合否がわかるので、効率よく学習できる、との声が聞こえます。問題や選択肢が自動でシャッフルされる点も、本当の理解度が図れると評価が高いようです。

THiNQ 導入で生まれた時間を本来業務に有効活用

教育担当の支社間の移動がなくなり、時間削減に繋がったのは言うまでもありません。また、教材・テストに使用する紙の消費量も削減されました。さらにスコア機能のおかげで、手作業で行っていた解答の収集、採点、データ入力等の一連作業がなくなり、瞬時に社員の成績を把握できるようになりました。

eラーニングを導入したことで、想像以上に時間とコスト削減が実現しています。その分、ＩＳＯ事務局の本来の仕事に時間を充てられるようになってきました。今後は、動画の中から課題､問題点をみつけて答えるような実践的学習を構想しており、その他研修にもTHiNQの活用を広げていきたいと考えています。