株式会社キャリカレ　竹村さまに伺いました。

デジタル化で新たな可能性に踏み出す決断

創業以来、通信教育講座のための学習テキストを販売してきましたが、社会全体がデジタル化に向かう中、競合他社がWeb上で完結する学習教材を数多く展開するようになり、紙媒体のみでの提供に危機感を抱いておりました。利用者さまの「可能性に踏み出すサポート」を続ける弊社自身が、変化をしなければならない、と考え、デジタル化に挑むことになりました。

最優先すべきは、利用者視点

デジタル化は単なる効率化ではなく、利用者様にとって「便利で使いやすいもの」でなければ意味がありません。紙媒体のテキストで展開していたサービスが従来同様に提供できるか、使い勝手が悪化しないか、などという点が重要なポイントでした。この視点で比較検討を重ねた結果、弊社の思いに一番近かったのが御社の製品・サービスです。

特にデジタルブック内に自由にリンクを設定できる点、PDFを取り込むだけで簡単にデジタルブックが作成できる点、デジタル化によって大幅に軽量化ができる点が決め手となりました。

満足のいく軽量化と、リンクの有効活用

利用にあたっては、弊社オリジナルの学習管理システムを、FLIPPERに合わせて改修した上で実装しております。デジタル化した教材は、「受講生ページ」へ掲載し、ご利用者さまのみが閲覧可能となっています。

例えば、写真の多いテキストなどの約3GBもあったPDFデータが、デジタルブック化によって500MB程度まで軽量化できております。

また、講座内に＜映像教材を閲覧＞するステップがある教材では、デジタルブックの該当ページに「映像再生」へのリンクを貼ることで、学習動線が非常にスムーズになりました。さらに「質問入力フォーム」へのリンク設置によって、学習中に疑問が生じた時、間をおかずに質問できる動線が新たに提供できました。

利用者からの評価はプラス

現在は導入成果の測定中ではありますが、ご利用者様からはデジタル化によって「外出時にも学習がしやすくなった」という評価のお声をいただいております。紙媒体で提供しているものについては、順次デジタル化を進める予定です。

このように、FLIPPERの利用によって「全てWeb上で完結する通信講座」という新しいサービスも実現でき、弊社の掲げる目標達成に向けて順調に成果が出ております。

活用の幅を広げ、学習の質をさらに向上

現導入後の展開として、FLIPPERの機能の一つである「音声データ（MP3）埋め込み」を活用して「テキスト本文の読み上げ機能」の実装にも踏み切りました。目で読むだけでなく耳で聞きながら学ぶことで、学習の質が大幅に上がったと自負しております。FLIPPERは非常に使いやすく重宝しております。ありがとうございます。