DX戦略の柱となる、電子実験ノートの社内普及に活用
株式会社レゾナック
株式会社レゾナックは、2023年1月1日、昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧・日立化成)が統合し誕生しました。「化学の力で社会を変える」をパーパスに掲げ、「共創型化学会社」として世界トップクラスの機能性化学メーカーを目指します。素材技術(作る化学)とアプリケーション技術(混ぜる化学)、さらに評価・シミュレーション・計算科学の技術(考える化学)の技術共鳴(レゾナンス)によるシナジー創出を図っていきます。
株式会社レゾナック 計算情報科学研究センター 渡邊さまに伺いました。
DX戦略の1つとして、電子実験ノートの社内浸透を担う
計算情報科学研究センターの役割についてお聞かせください。
計算情報科学研究センターは、人が計算/AIと常に共創する、新たなモノづくりの形を実現することを目指しています。電子実験ノート(以降ELN※)の普及と活用推進はレゾナックの研究開発におけるDX戦略の一つであり、2023年中に、社内のELNユーザーを400名から700名にまで増やすことが目標です。ELNが社内に浸透することで、会社の重要な技術資産である実験データの蓄積・共有・活用が促進され、マテリアルズ・インフォマティクスによる開発期間の短縮化も期待される、非常に重要なミッションとなっています。
STORMは、このELNの研修用教材の制作ツールとして導入しました。
※ELN(Electronic Lab Notebook)とは、実験結果を記録し、保存する実験ノートのデジタル版
【関連サイト】データの収集から整形、蓄積、AI解析まで、一気通貫して行えるデータパイプラインを構築
操作動画・パワポを素材にして、簡単に教材を作れる
STORMを選んだ理由を教えてください。
STORMは、以下の理由で導入を決めました。
- 手軽に導入できる
- 操作動画の教材を制作できる
- パワーポイントを元に教材制作できる
STORMは操作が簡単で、価格も手ごろなので、導入の敷居が低かったです。また、ELNの操作動画の教材や、既存のパワーポイント教材を元にした教材制作が可能で、必要条件を充分に満たしていました。
当初複数製品で比較検討していたものの、最初に体験版を利用したSTORMが選定条件を全てクリアしていたため、導入を決めました。
実際に利用してみていかがでしょうか?
簡単に見栄えの良いコンテンツが作ることができ、大変満足しております。また、無料の動画編集ツールがついており、トリミングなど簡単な編集ができる点も良かったです。
簡単に運用方法について教えてください。
ELNの研修担当は4名で、そのうち教材制作を担当しているのは1名です。現在はβ版の教材を制作して、社内ネットワークに公開しています。
従来より、研修はELNの新規ユーザを対象にWeb会議システムを用いてオンラインで実施しています(部署単位など数名ごとに開催)。そこでは、パワーポイントを使用した説明と操作方法の実演をリアルタイムで行いますが、STORMを導入してからは、解説付き操作動画などの教材にもユーザがいつでもアクセスできるようになったため、研修終了後の実務の中でも、任意のタイミングでわからないところを復習できるようになりました。
LMSに掲載し、集合研修+eラーニングの形態を目指す
今後の展望をお聞かせください。
最終的には、リアルタイムの集合研修とeラーニングを組み合わせた研修形態にしていきたいです。「ELNとは何か」や「ELNを使用する意義」は、熱量を伝えやすい集合研修で行い、操作方法はeラーニングで学んでもらうのが理想の形です。
*本記事は2022年2月に取材した内容をもとに構成しています。
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