農業知財セミナーをeラーニングで初実施
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)は、産官学の連携と幅広い分野の交流を通じて、農林水産・食品分野における試験研究や革新的な技術開発、情報交流の促進を支援する団体です。これにより、同分野のイノベーションを推進し、産業の発展に貢献することを目的としています。
利用例非公開
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会 イノベーション事業部 杉山さまに伺いました。
日本の農業知財の保護・活用のために
「農業知財基礎セミナー」を企画した経緯についてお聞かせください。
農林水産省の補助をいただき、令和6年度の農業知的財産保護・活用支援事業の一環として実施しました。日本の農業の国際競争力は、優れた植物品種や生産技術といった知的財産が源泉だと考えています。しかし、農業分野における知的財産に関する意識や能力は決して高いとはいえず、戦略的な知的財産の保護・活用の強化が急務です。そのため、農業および食品産業関係者の農業知財に対する意識向上を図ることを目的に、eラーニングを活用した基礎セミナーを企画しました。
研修の対象者はどなたですか?
初年度のため、研修対象者を農業事業者や現場で知財教育を受ける機会が十分に得られなかった方に絞りました。日本農業新聞様に取り上げていただいたこともあり、多くの方に事前申し込みをいただきました。
初めてeラーニング導入に挑戦
JATAFF様にとって今回が初めてのeラーニング研修だったのですね。
はい、そうです。これまではWEB会議システムを活用して毎年オンラインセミナーを開催していましたが、eラーニングは今回が初の試みでした。事務局の人数が少ないため、負担が懸念されましたが、挑戦することにしました。
作成したコンテンツと役割分担を教えてください。
基礎セミナーは10科目用意しました。1科目が30分〜50分の動画とテストで構成されています。
動画の撮影・視聴型コンテンツの制作・eラーニングシステムへの登録は協力会社の株式会社TSSプロダクション様に依頼しました。テスト教材は当協会が「THiNQ Xe」を利用して作成しました。農林水産省様のサポートのもと、コンテンツを作り上げることができました。受講開始後の進捗管理は当協会が実施しています。
私は主にテストコンテンツの作成を担当しましたが、思ったよりも抵抗なく作成を進めることができました。操作が分からない点は、ロゴスウェアのサポートチームに質問すれば翌日には回答をもらえたので助かりました。
受講者の反応とeラーニングの評価
eラーニングを初めて実施してみた感想を教えてください。
現在はまだ受講期間の途中ですが、受講が終わった方からは
- 繰り返し学習ができる
- 前回の続きから受講を再開できる
点などを評価いただいています。
研修内容の拡充を目指して
今後の展望についてお聞かせください。
さらに内容を充実するとともに、対象者の幅を広げ、より多くの方に受講していただけるよう検討しています。
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会
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*本記事は2025年2月に取材した内容をもとに構成しています。
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