科学技術コミュニケーター
北海道大学
北海道大学で2005年から科学技術コミュニケーターを育成している、教育プログラム「CoSTEP(コーステップ)」。
科学技術コミュニケーターとは、科学技術の専門家と一般市民との間で、科学技術をめぐる社会的諸課題について双方向的なコミュニケーションを確立し、科学技術の社会的重要さ、学ぶことの意義や楽しさを効果的に伝達する役割を果たせる人のことです。
今回、e-LEARNING SUITEを導入して、eラーニング講義(STORM Maker)、デジタル絵本(FLIPPER3 Maker)を作成、科学技術コミュニケーションの活性化に役立てています。
北海道大学 CoSTEP代表 杉山様に伺いました。
e-LEARNING SUITE をご導入いただいた理由を教えてください。
CoSTEPでは、科学技術コミュニケーションやそれを担う人材の養成について、理論的・実践的な教育と研究を進めています。 5年前からeラーニング講義を展開しておりましたが、色々と問題が起きてきましたので新しいソリューションを探しておりました。
インターネット検索でいくつかピックアップしましたところ、ロゴスウェアの講義型コンテンツ[STORM Maker]が目に留まりました。 さらに調べてみますと、講義型コンテンツの他に、デジタルブックやクイズも作成できる3点セット[e-LEARNING SUITE]がアカデミック版として大変お手頃価格でしたので、SUITE製品を購入するに至りました。
以前ご利用になっていたソフトとの違いはいかがですか?
以前は、Windowsのシステムを使うものでしたので、Macでは閲覧できませんでした。また、時々フリーズも起きておりましたが、STORM Makerに切り替えたことで、それらが解決し、閲覧側の制限がなくなったことが一番大きく改善したことだと思います。
作成されたコンテンツはどのようにご活用されていますか?
CoSTEPのプログラムを遠隔地の方や多忙な方でも学ぶことができるよう、e-learningを活用したコースを用意しています。コース用の講義コンテンツはSTORM Makerで作成します。
THiNQMakerはまだ利用しておりませんが、今後、STORM の講義コンテンツの中にクイズを組み入れた形で活用できれば、と考えています。
2009年度受講生が、グラフィックデザイン実習のなかで作りあげた絵本作品『SCOPE~生命の楽譜~』をFLIPPER3 Makerでデジタルブックにしてみました。 当初の計画では、絵本として紙での印刷、配布を考えておりましたが、e-LEARNING SUITEの購入とあわせてデジタル絵本での公開もしてみよう、と思いつきました。
素晴らしい絵本ですね、反響はありましたか?
はい。
大学から「生物学の教科書として是非活用したい」とお願いがありました。大学のパソコンルームで個別に生徒に学習してもらうことを想定しているようです。電子ブックとして公開したことで、思いもよらない反響があり、とても嬉しく思います。
ソフトの操作性、価格観はいかがですか?
コストパフォーマンスは非常によいですね。満足しております。
どの製品も使いやすく、簡単にデジタルコンテンツが作成できましたので今後、授業で使う資料などもFLIPPER3 Makerでブック化しようと考えているところです。通常はA4のパワーポイントを複数枚用意していますが、ブック形式ならアーカイブとしても役立つかもしれません。
ロゴスウェアの仕事の進め方はいかがでしたか?
迅速にご対応いただきました。
3製品がひとつになっているので、それぞれの製品のことを聞くときにちょっと戸惑いがありました。しかし、セールス担当者とのメールやりとりで現在のところはすべて解決しております。
*本記事は2010年3月に取材した内容をもとに構成しています。
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